【スプリングS】王者プラチナ馬体成長

 「スプリングS・G2」(22日、中山)

 昨年の最優秀2歳牡馬ダノンプラチナが、始動戦に万全の態勢を敷いてきた。18日、美浦Wで馬なりのまま6F86秒9をマーク。首をグイグイと前に伸ばし、最後まで力強いフットワークを披露してラスト1Fも13秒0でまとめた。

 「先週併せ馬を行っており、きょうは単走で十分。とてもいい動きだったし、直線もしっかり伸びていた。状態に関しては問題ない」。満足げに話した国枝師は「馬体がたくましくなり、厚みが出てきたのもいいね」と笑顔で愛馬を出迎えた。

 初の中山コース、さらに距離も未体験の1800メートル。「中山はトリッキーなコース。気性的にも折り合いがつくかどうか」と指揮官は課題を挙げ、相手関係についても「強いメンバーがそろった」と気を引き締める。

 今後の路線を決める大事な一戦だ。「皐月賞には行くが、その後は距離適性を考えたい」と、第1冠の後はNHKマイルC(5月10日・東京)も視野に入れていることを明かす。結果だけでなく、内容も重視される始動戦。「いいスタートを切れればいいね」。関東の名トレーナーは、期待を持って芦毛のチャンピオンを送り出す。

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