【共同通信杯】マルシェ太め感なし

 「共同通信杯・G3」(15日、東京)

 追い切りの舞台は美浦W。アヴニールマルシェが11日、向正面で外バンスタンウォルツ(7歳1000万下)を4馬身、中マンインザムーン(5歳500万下)を2馬身先行させて追走した。直線に入ってもまだ前の2頭とは差があったが、じわじわと追い上げて最後は1馬身差まで迫ってゴールした。

 「指示通り。そんなに強く押していないが、良かったのでは」と手綱を取った北村宏。藤沢和師も「前回も良かったが(今回も)悪くない。太め感もなく大丈夫だね」と納得した口ぶりで話した。

 新潟2歳Sは鼻差の2着、続く東スポ杯2歳Sは首差の2着惜敗。「直線でさばけなくて、最後にパッと差された。その前(新潟2歳S)もスムーズじゃなかった。それでも力を出して一瞬、出ようとしたけど」と指揮官は振り返る。それだけに今回は落とせないレースになる。

 3年前、ゴールドシップ、ディープブリランテの3着に敗れた厩舎の先輩スピルバーグはその後、堂々G1ホースに輝いた。出世レースで今後に夢をつなげたい。

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