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【JC】エピファ最強4馬身差V

 ジャパンCを制したエピファネイア(撮影・三好信也)
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 「ジャパンC・G1」(30日、東京)

 積極的に好位を追走した4番人気のエピファネイアが、直線で早めに抜け出し4馬身差で圧勝。今回が初コンビとなった仏国の名手・スミヨンは「ブエナビスタやオルフェーヴルに匹敵する強さ」と最大級とも言える賛辞を贈った。次戦は有馬記念(12月28日・中山)でG1連勝を目指す。2着は中団から末脚を伸ばしたジャスタウェイ。レース3連覇を狙ったジェンティルドンナは4着、また仏国遠征明けのハープスターは5着に敗れた。

 追いだしはもう待てなかった。必死になだめても、エピファネイアは道中、前を追う姿勢を取り続ける。4角をクリアした地点でスミヨンは腹を決めた。手綱を放つ-。初コンビを組んだ昨年の菊花賞馬の加速は、想像をはるかに越えていた。早々にハナに立つと、後続を一方的に突き放す。坂上を過ぎても勢いは止まらない。ジャスタウェイを4馬身離してゴールを貫いた。

 「道中でほとんど息が入らなかったのに、とてつもないスタミナだよ。ブエナビスタやオルフェーヴルにも匹敵する強さだ」。実際に背中の感触を知る日本の歴史的名馬2頭を挙げて、秘めるパワーと実力を絶賛した。

 坂上でセーフティーリードを確保するまでは、ヒヤヒヤの連続だった。馬場入場では鞍上を振り落とさんばかりにトモを落とす。レースでも向正面で前に突っかかって行った。「調教師からは6、7番手くらいでと言われたが、100メートル過ぎで抑えられないと悟って行かせた。掛かるとは聞いていたけど」。4角手前で、これはあるいは駄目かと思ったという。それだけに強さに舌を巻くしかない。

 4年前の“失敗”を忘れたことはない。10年ジャパンC、ブエナビスタで1位に入線したが、走行妨害で2着に降着した。「あの時は日本のファンに迷惑を掛けた。WSJSの出場オファーがあった時には“恩返しができる”と思った」と、意気込んで迎えた一戦。「エピファネイアへの騎乗が決まった今月初め、ツイッターでの報告に1500件も返信がきた。地理的に離れていても、今の時代、ファンとつながれるんだね」と胸を張った。

 次走について、角居師は「有馬記念に行くんじゃないかと思います」と発表。同時期の短期免許の外国人騎手枠は5人で、グランプリウイークの枠は既に埋まっているためスミヨンは来日できず、現時点で鞍上は宙に浮いた格好となっている。ただそれも、輝きを取り戻した今のエピファネイアなら大きな問題ではないかもしれない。

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