【天皇賞】兄弟G1Vに吉田照哉氏喜び

 「天皇賞(秋)・G1」(2日、東京)

 5番人気スピルバーグがG1馬6頭を一蹴。重賞未勝利での秋盾制覇は、皇帝シンボリルドルフを差し切った85年ギャロップダイナ以来の快挙となった。

 全兄トーセンラーは昨年のマイルCSを優勝。生産者の社台ファーム・吉田照哉代表は「スピルバーグは生まれた時から兄より体があった。毎日王冠(3着)は前が詰まり出られなかった。勝つ可能性は十分あると思っていましたよ。外を回して余裕で勝った。横綱相撲と言えるのでは」と全兄弟でのG1制覇を喜んだ。一方で同代表は3着に敗れたイスタボニータの馬主、社台レースホースの代表でもあり、胸中は複雑だったようだ。

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