【天皇賞】ジェンティルまた2着…

 「天皇賞(秋)・G1」(2日、東京)

 最内の狭いスペースを突いて先頭に立った瞬間だった。大外から同世代の同じディープインパクト産駒が襲いかかる。G1・7勝目を狙ったジェンティルドンナはその末脚に屈し、2年連続で2着に敗れた。

 最内枠から好発を決めると、初コンビの戸崎圭は3番手でジッと我慢した。残り1Fを過ぎたところで逃げ馬の内に潜り込みラチ沿いへ。1番人気の3歳馬には競り勝ったが、ゴール寸前の大外強襲はしのげなかった。

 「(最内を)少しこじ開けた。ジェンティルの力があったからこそ。広い所に出せればもっと伸びたのかもしれないけど」。鞍上は惜敗に悔しさをにじませながらも、「衰えは感じなかった。まだまだやれますよ」と前を向いた。

 石坂師はサバサバとした表情でレースを振り返る。「力があるから狭い所から出てきた。よく走ったし、しょうがないかな」。2着とはいえ、宝塚記念(9着)以来の実戦で最強牝馬の力は示した。「格好はつけられた。ジャパンCへ向けてマイナスになる材料はないと思います」。この先には成し遂げなければならない大目標がある。ジャパンC3連覇へ-この雪辱は歴史的偉業で果たしてみせる。

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