【小倉2歳S】パルディナ軽快リハ

 「小倉2歳S・G3」(7日、小倉)

 無傷の3連勝へ、準備は整った。レオパルディナは3日、実戦を想定してレース当日の発走前に輪乗りを行う2角奥の待機所から、芝6Fの発走地点へ移動。2馬身先行するノービリス(3歳未勝利)を目標に加速する。3角過ぎで内から並びかけると、馬なりのまま併入。4Fの時計は56秒1と手控えられたが、ラスト1Fは11秒1と軽快リハを完了した。

 前走のフェニックス賞を勝ったあとは1週間ほど休ませ、馬にストレスをためないように運動を強化。高橋康師は「うまく調教ができた」と、描いた通りの仕上げに満足顔だ。

 前走は馬体重が412キロと、新馬戦V時から4キロ減。3日の調教後の計量でも412キロだったが、坂根助手は気にしていない。「カイバを食べているので問題はない。前走時はイライラしていたが、滞在の効果でリラックスしている」と現地調整の利を強調する。

 新馬戦が逃げ切りなら、前走は控える競馬に対応した。「マイルまでは持つようにと調教も工夫してきた。絶対的なスピードが違うし、スッと動くのが強み」。開業191日目でのVなら、新規調教師として史上最速の2歳重賞制覇(グレード制導入の84年以降)となる高橋康師は、無傷の3連勝へ手応え十分だ。

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