高知出身の福永洋一元騎手（６５）の功績をたたえる「第５回福永洋一記念」が２８日、高知競馬場で行われ、福永祐一騎手（３７）が父・洋一さん、翠夫人、角居師とともに来場した。

　前日には香港でクイーンエリザベス２世Ｃに騎乗。一夜が明け、エピファネイアを管理する角居師と高知に直行した。“凱旋”とはならなかったものの、イベントでは疲れを見せず、名産の土佐あかうしを振る舞ったり、高知伝統のお座敷遊び「はし拳」を初体験。雨の中、集まったファンを沸かせた。

　トークショーでは、ダービー（６月１日・東京）への思いを語った。昨年の最優秀２歳牝馬で、桜花賞２着のレッドリヴェールとの新コンビで参戦。「素晴らしい馬。いいチャンスを頂いたので生かしたいですね」とキッパリ。“ダービージョッキー”として、来年も高知に帰ってくることを誓った。