高橋亮師、重賞両獲りだ

 昨年9月に開業した高橋亮師が、初重賞Vを狙って東西で有力馬を送り込む。

 ニュージーランドT・G2(12日、中山)にはファルコンS4着のベルルミエールが、阪神牝馬S・G2(12日、阪神)にはトーホウアマポーラがスタンバイ。「こんなに早いうちに、重賞に使える馬が1日に2頭も出るなんて。厩舎的にもいろいろな経験を積めるので感謝したい。これで結果が出れば、自信にもつながると思う」と力が入る。

 ベルルミエールは、昨年5月の千葉サラブレッドセールで1995万円で落札。当時は技術調教師で、現地で故・佐々木完二オーナーと知り合い、その日に競り落としてもらった。「大金を出してもらったし、開業して2歳馬がいないなか、本当に助けてもらった。今は息子(政充)さんの名義だけど、恩返しの意味もある」と前を向く。

 一方、トーホウアマポーラは厩舎初勝利を飾った思い入れのある馬だ。

 自らが騎手時代に制した(旧阪神牝馬特別=98年エガオヲミセテ、ニュージーランドT=01年キタサンチャンネル)ゆかりのある重賞で、初タイトルを狙う。

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