【桜花賞】ベルカント切れ味抜群

 フィリーズレビューを快勝したベルカントは9日、栗東坂路に登場。先行するカチューシャ(5歳1600万下)を並ぶ間もなくかわし、しまい重点に4F54秒2‐39秒3‐12秒0をマークした。

 ラスト1Fは抜群の切れ味。0秒8先着に角田師は「予定通り。やり過ぎないようソフトに追いました。先週までは力みが見られたけど、けさはリラックスして、逆にズブいぐらいの手応えだった。自信を持って出せる状態です」と万全の仕上げに胸を張った。

 これまでにない“控える競馬”で前哨戦をV。「いい内容でした。ずっとハナに立っていた馬が、あの競馬で勝てましたから。千六は不安もありますが、楽しみも大きいです」と目を輝かせる。

 1強ムードにも「競馬には絶対がない」と前を向けば、主戦の武豊も「力のある馬。条件は少し厳しいですけど、競馬は何があるか分からない。思い切って乗りたい」と一発ムードを漂わせた。

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