東京競馬2週連続中止 異例の早期決断

 JRAは14日午後4時30分、降雪の影響で安全な競馬の施行に支障があると判断し、15日に行われる予定だった第1回東京競馬5日目の中止を発表した。東京競馬は先週の8日(土)、9日(日)も雪のため開催を取りやめており、まさかの2週連続中止となった。代替競馬は出走馬、枠順の変更はせず、18日(火)に行われる。

 異例となる早期の決断を下した。14日の関東地方は朝から雪が降り続き、午後3時の時点で東京競馬場の積雪量は8センチにのぼった。JRAは午後3時30分から対策会議を実施。積雪量が今後さらに5~10センチ前後見込まれ、また15日朝から昼にかけて強風、大雨に見舞われる予報となっており、悪条件のなかで除雪作業を続けられるかは微妙と判断。安全な競馬の施行に支障が出るとの結論に至った。

 代替競馬は18日。JRAは出走日が3日延びる点から、出走馬の状態維持が可能かどうかなどを調教師会に相談。ゴーサインが出たことを受けて、日程のスライドを決定した。

 天候の影響で同一場が3開催日続けて中止となったのは史上初めて。同一場以外では08年2月3日(日)に東京、9日(土)に京都、10日(日)に東京の例がある。また、同じく天候の影響で前日に中止を発表したのは01年1月28日(日)の東京以来(前日午後3時30分に発表)となる。

 なお、京都競馬場では午後3時の時点で7センチの積雪を記録。こちらは天候が回復に向かう予報で、第2回京都競馬5日目の開催の可否はレース当日の早朝に決定する。

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