【日経新春杯】ステラ動き申し分なし

 「日経新春杯・G2」(19日、京都)

 格上挑戦でも気後れムードは全くない。15日の美浦坂路で3頭併せを敢行したステラウインドは抜群の反応で4F51秒8‐36秒3‐11秒7をマークし、中チャーリーブレイヴ(4歳オープン)と併入。内のナスノニシキ(4歳500万下)には0秒5の先着を決めた。「余力十分で申し分ない動き」。ケイコ内容に満点を与えた尾関師は、力強くうなずいた。

 陣営が今年の飛躍を期待する一頭だ。昨秋には、凱旋門賞に挑戦したキズナの帯同馬としてフランスへ遠征。濃密な経験を積んで心身ともに成長した。帰国初戦のクリスマスCは2着。昇級戦でも結果を残したが「こんなものではないという気持ち」と本心を口にする。トレーナーは、もっと上を目指せる器と信じて疑わない。

 だからこそのG2挑戦だろう。もともと、12年にはG2の青葉賞で3着の実績もある。「ハンデ54キロは少し見込まれたかな。でもそれだけ高い評価を得ているということ。先行力があるから今の京都も合う」。準オープンの身と侮っては痛い目に遭う。

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