【シンザン記念】アイル 一気の逃走V

 「シンザン記念・G3」(12日、京都)

 ゲートが開いた瞬間、勝負は決まった。ロケットスタートを決めてハナに立ったミッキーアイルが、3連勝で重賞初制覇。朝日杯FS除外のうっぷんを見事に晴らした。

 「今までで一番上手に(ゲートを)出てくれて、マイペースで行けました」と浜中。エーシントップで制した昨年に続くレース連覇に、テレビのインタビューでは満面の笑みを見せていたが、その後は笑顔が薄れ、淡々とした表情となった。「馬場入りからだんだんとイレ込んできて、心配だったんです」と本音を吐露。「レースでもテンションが高かった分、詰め寄られました」と、2着馬の蹄音に肝を冷やしたという。

 音無師も半馬身差の辛勝を冷静に分析した。「中3週と詰めて使ったので、体重が減って(2キロ減)、テンションも高くなったのでしょう。前走ほどの出来になかったですね」。それでも賞金を加算した。これで大目標となるNHKマイルC(5月11日・東京)へ向けて、ゆったりしたローテを組める。

 若さをのぞかせながらも4戦3勝。しかも、未勝利戦の2歳JRAレコード勝ちに続き、この日もレースレコードで決めた。この後はニュージーランドT(4月12日・中山)から本番へ。精神面が成長すれば、おのずと3歳マイル王の座が見えてくる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス