「ワールドスーパージョッキーズシリーズ・最終日」（１日、阪神）

　詰め掛けた観衆をうならせる鮮やかな逆転劇だった。初日を４位（１６点）で折り返していたＲ・ヒューズが、第３戦ゴールデンブーツＴを１１番人気のウエスタンレベッカで快勝してまず２０点をゲット。最終戦のゴールデンホイップＴでも１３点（１３番人気ショウナンマハ＝３着）を加え、一気にライバルを抜き去った。

　「レースのビデオを何度も見て、作戦を考えました。参加していた騎手全員がフェアに戦い、そして優勝することができて、とても感謝しています。またぜひ、日本に来たいと思っています」。昨年は英国リーディングに輝き、今年もトップを快走中。パワフルで緻密な騎乗スタイルでファンを魅了したヒューズが表彰台の中央に上がると、大きな歓声が沸き起こった。