【JC】ジョシュアツリー枠に頭悩ます

 「ジャパンカップ・G1」(24日、東京)

 来日後はずっと軽めの調整を続けてきたジョシュアツリーが22日朝になって初めてアクションを起こした。東京ダートに姿を現すと向正面までウオーミングアップを行ってから、ゆっくりとキャンターに移行。4角手前から加速し、ゴール50メートル手前でスピードを緩めた。ラップ計時では5F16秒0‐15秒4‐14秒7‐15秒6‐17秒2。正味4Fを15‐15程度ながらも一応の時計になった。

 管理するダンロップ師は21日午後に来日。10、11年のエリザベス女王杯を連覇したスノーフェアリーで来日した時も、今春、天皇賞のレッドカドーで参戦時も臨場しなかったが、この日は調教を見届けた。「体重もちょうどいいし、全てがハッピーな状態。ただひとつ、枠を除けばね」と仕上がりに不安はないが、(8)枠(17)番の大外枠には頭を悩ませているようだ。

 鞍上は欧州で数々の大レースを制しているムルタ。12年のドバイゴールドカップ2着以来のコンビ結成だ。指揮官は「一流のジョッキーだから彼に任せるが」と信頼を寄せながらも「こんな枠を引いてしまったからにはレースプランを変更することになる」と話した。

 逃げ馬だけにマイペースに持ち込むための“煙幕”の可能性もあるが、この馬の出方次第でレースの流れが変わってくる。10年の10着以来3年ぶりに来日した英国の刺客は、借りを返すための作戦を練っている。

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