【東スポ杯2歳S】プレイ豪快デモ

 「東スポ杯2歳S・G3」(16日、東京)

 豪快デモに“総帥”もうなった。素質馬が集うことで定評があるG3へホッカイドウ競馬から参戦するプレイアンドリアル(牡2歳、田部和)が14日、東京ダートを疾走。“マイネル&コスモ軍団”の岡田繁幸オーナーが見守るなか、力強い走りを披露した。かつて中央の芝で活躍したコスモバルクの再来との呼び声が高いデュランダル産駒が、JRAのエリート撃破へ万全の態勢を整えた。

 ホッカイドウ競馬で2戦2勝のプレイアンドリアルがいよいよJRAの舞台でベールを脱ぐ。岡田繁幸オーナーが見守るなか、木曜の朝は東京ダートで元気に調整。2周目に入るところで“総帥”から「5Fから行っていいぞ」と指示を受けた柴田大が前進を促しつつ直線へ向かうと、正面にそびえる富士山を目掛けるかのように真一文字に駆け抜けた。

 引き揚げてきた鞍上は「いいですね」と目を丸くする。デビュー戦以来の手綱に「以前よりも落ち着きがある。間違いなく芝がいいですね」と声を弾ませた。スクーリングでも初の環境に動じた様子は一切なく「ウチの厳しいトレーニングにへこたれずにきたからね」と岡田氏は精神力の強さをアピールした。

 同じホッカイドウ競馬所属としてJRAに殴り込みをかけて、04年皐月賞とジャパンCで2着に奮闘し、06年シンガポール航空国際Cで国際G1馬となったコスモバルクの再来と評判の一頭。陣営は自信満々で、岡田氏が見据えるのはホースマン最高の栄誉、日本ダービーのタイトルだ。

 「まず負けないと思うが、今回は勝ち負けより内容。ここで何馬身引き離して勝つか、それくらいでないとダービーなんて言っていられない。それほどの馬だと思っている。バルク以上。僕の最高傑作と言っていい」。サラブレッドの能力、素質を見極める眼力はピカイチとして知られるオーナーが、競馬の祭典での自身初Vを目指して自慢の逸材を送り込む。

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