８月３０日に心臓まひのため急死したトウカイテイオー（牡２５歳）の追悼行事が、７日に各地で行われた。東京、中山、京都、阪神の各競馬場では２９日まで献花台と記帳台が設置され、初日は４場で計１３８８人が記帳、５８個の花が供えられた。

　また他の競馬場、ウインズでも記帳を受け付け、多くのファンが別れを惜しんだ。ぬいぐるみ持参で中山に駆け付けた埼玉県の男性（４５）は「有馬記念で見せた“奇跡の復活”は忘れられません。あれほどドラマチックな馬はもう出てこないと思います」と悲しみをこらえながら語った。なおこの日の中山、阪神のメーンレースは「トウカイテイオー追悼競走」と副題を付けて実施された。