【阪急杯】世界の短距離王カナロア始動

 「阪急杯・G3」(24日、阪神)

 昨年の最優秀短距離馬がいよいよ始動する。ロードカナロアはメンバーで1頭だけ全ての条件をクリア。国内外のG1を制した実力馬が、持ち前のスピードを存分に発揮する。

 スプリンターの聖地とも言える香港で頂点を極めた。その誇りを胸に、いよいよロードカナロアが始動する。国内を制圧した昨秋のスプリンターズS、世界の扉をこじ開けた昨年暮れの香港スプリント。そしてつかんだ最優秀スプリンターの称号。重いタイトルを光速でつかんできた。

 着地検疫を終え、1月22日に帰厩。今季初戦に設定した阪急杯に向け、調整を重ねてきた。「申し分のない動きだったと思います。ムキになるようなところもありませんでしたね」。栗東坂路での1週前追い切りは4F54秒0‐12秒1を刻んだ。その動きを見届けた安田師は、曇りのない表情で順調であることを伝えた。

 帰国初戦。2カ月半ぶり。さらに勝利経験のない1400メートル。ハードルは低くない。だが、立ち止まることの許されない立場。指揮官は、この先を見据えて言葉を絞り出す。「スプリンターズSのような競馬ができれば、1400メートルでも問題はない。そう考えています」。

 選出されているドバイゴールデンシャヒーン(3月30日・メイダン)か、あるいは高松宮記念(3月24日・中京)か。進路を決めるのは、レース後になるという。たとえステップであっても、王者の存在感を見せつける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス