【フェブラリーS】ガンジスの流れだ!

 「フェブラリーS・G1」(17日、東京)

 東西トレセンで13日、最終追い切りが行われ、ガンジスが栗東トレセンで最初の1F16秒1→ラスト1F12秒9とメリハリの利いた走りを披露。詰めの甘さを露呈した前走の反省を生かし、大一番で“勝ち切る”走りを見せつける。

 メリハリを利かせた動きで、万全の態勢をアピールした。ガンジスは栗東坂路でマカニビスティー(6歳オープン)と併せ馬。パートナーの歩調に合わせてギリギリまで我慢する。ゴール前で鞍上から合図がかかると、待ってましたとばかりに力を解き放って手応え優勢のまま並入した。4F57秒3‐41秒2‐12秒9と刻んだタイムは平凡ながら、力強いフットワークは見応え十分だった。

 見届けた矢作師は「先週の金曜日(1週前追い切り)は4F53秒ぐらいの速いタイムだったからね。思いのほか負荷がかかったので、今週は上がり重点にした。マカニともに双方にとって、いい追い切りができた」と満足げな笑みを浮かべた。

 集中力を切らさず、僚馬と並んで走ることに主眼が置かれた最終リハ。それには前走根岸Sの内容も大きく関係している。好位追走から直線でソツなく抜け出しを決めたものの、勝ち馬の強襲に屈して鼻差2着。堅実さが光る一方で、詰めの甘さを露呈した。レースぶりを問われるたびに、指揮官は顔をしかめながらV逸シーンを思い起こす。「悔しさしかなかった。メンバーが強くても間違いなく安定して走ることができるが、それだけでは駄目。勝ち切れないと」。善戦止まりはもうたくさん。大舞台で鼻息荒く巻き返しを誓う。

 0秒1差の2着に食い込んだ武蔵野Sの走りからも、マイルは十分に守備範囲。斤量57キロについても、馬格があるだけに心配する必要はなさそうだ。「芝スタートも問題ないし、折り合いも大丈夫。悔しい思いをしたので、今回はスタッフ一丸となって勝つためにやってきた」とトレーナーは気炎を上げる。予備登録済みのドバイWCデー諸競走(3月30日・メイダン)も含め、さらなる飛躍を見据えながらG1獲りを狙う。

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