石橋守、調教師でもダービー獲る!

 JRAは6日、平成25年度の新規調教師試験に合格した5人を発表した。現役ジョッキーでは、06年にメイショウサムソンでダービーを制した石橋守騎手(46)=栗東・フリー=、飯田祐史騎手(38)=栗東・飯田明=の2人が難関を突破。来年2月いっぱいで騎手を引退し第二の人生を歩む。

 栗東所属騎手の兄貴分的存在である石橋守が、2回目の受験で調教師の資格を手に入れた。午前10時の合格発表と同時に、公私で世話になっている河内師から祝いの電話があった。「“オレも安心したわ”と言っていました。騎手で培ってきたものを取り入れて、理解し合える厩舎にしていきたい」と抱負を語った。

 「父が厩務員なので、騎手を引退したら調教師になろうと思っていた」。父・守義さんの背中を見ながら描いた夢を、見事に実現させた。思い出の馬を尋ねられると「1頭選ぶのは難しいけど、全てのホースマンが目指しているダービーを勝たせてくれたメイショウサムソン」と返答。今度はダービートレーナーの称号を目指し、強い馬づくりに励む。

 競馬学校の第1期卒業生。同期にはゴールドシップでG1・2勝を挙げた須貝師がいる。「すごいですよね。あんなに活躍したら負けたくないと思うが、焦っても仕方がない。調教師が大変なのは身に染みている。気を引き締めて臨みたい」。ライバル心を燃やしながらも、ぶれることはない。調教師としても自分のスタイルを貫いていく。

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