【クイーンS】柴田大&ネモシン、雪辱へ
「クイーンS・G3」(29日、札幌)
デビュー17年目。夏は新潟を主戦場としてきた柴田大が、コスモネモシンとのコンビでクイーンSに初参戦。柴田は26日、期待感を胸に、北都へ乗り込んだ。
札幌どころか、北海道シリーズへの参戦は初めて。トップジョッキーが集う激戦区に「厳しいイメージを持っていました」と本音を隠さないが、昨年に再ブレークを果たした35歳は今、自信に満ちあふれている。タイトな競馬は承知のうえ。「乗せてもらえる以上、負けられませんね」とVへの野心を燃やす。
調教に騎乗して「小回りという印象。福島の方が広く感じますね」と語った札幌コースで、パートナーは昨年2着。今回の手代わりでVを求められている自負はある。「バネがあって、いい馬。レースではしまいの良さを生かしたい」。人馬ともに、スキルアップの絶好期を迎えた。