吉村知事 万博未使用チケットの救済策について「何とかしたいという思いでの対策」「僕は賛成です」
吉村洋文大阪府知事(50)が26日、府庁での囲み会見で、10月13日に閉幕する大阪・関西万博の来場予約枠がほぼ埋まり、チケットを持っていても入場できない問題について言及した。
日本国際博覧会協会(万博協会)が、未使用の入場券を当日券に交換できる救済策を27日から始めることについて「やはり協会としても、何とかしたいという思いでの対策だと思います。一定仕方がないところはあるんですけれども、なんとか対策をとれないかということで検討をして、協会として当日券の販売をやめると。その当日券分について、未使用の、予約をしていないチケットで代替することができるという対策を取ったものだと思います」と述べた。
万博協会は25日、来場日時が予約できず未使用になっているチケットについて、27日から当日券への交換を実施すると発表。交換できるチケットは一日あたり数百枚とし、未使用のチケット払い戻しは行わないと告知した。未使用チケットの救済策に伴い、現在まで行われていた当日券の販売は26日に終了した。
吉村氏は「数に限りはありますが、そういった対策を取るということは一定、評価をしてます。評価をしてますというよりは、取れる策を取っているということだと思います」とコメントした。
万博開幕前、当日券の販売を提言した吉村氏は「やはり行きたい人ができるだけ行けるようにということで、それを活用された多くの人がいらっしゃると思います。予測よりも多くの枚数、多くの人が買ってくれて、多くの人が万博に来られて、そしできるだけ平準化というところも図れてきたんだろうというふうに思います。やはりどうしても、ネット等でなかなかできない方もいらっしゃいますので、そういった方には枚数は少ないけれども、この間一定の役割は果たしてきたと思います」と訴えた。
吉村氏は「最終最後にして、なかなかもう予約は難しいという状況が現れ、多くの人がおられるという状況なので、当日券については販売をそのまま止めて、未使用のチケットをもっていらっしゃる方、今まで予約ができたわけですけれども、その間使われてなかった方がどうしても万博に入場したいという方の使える使用権として使うっていう柔軟な対応をするのは、僕は賛成です」と強調した。
(よろず~ニュース編集部)
