異例な公開練習【6・19世界挑戦】佐々木尽 過去の自分とスパーリング パネルに強打「ディフェンス甘かった」
日本人選手初となるウエルター級の世界王者を目指す佐々木尽が12日、ブライアン・ノーマンJr.との世界戦(19日、大田区総合体育館)へ向け練習を公開した。
縄跳び、シャドー、ドラムミット打ちといった一般的な内容をこなしていくと、スタッフが人の形をしたパネルを2枚リング上に運び込んだ。ノーマンJr.の写真でも使ってアピールをするのかと思いきや…。
「過去の自分とスパーリングをしたい」
パネルはどちらも佐々木自身のものだった。まずは約3年前のものを一撃で粉砕すると、今度は1年前のものもなぎ倒し、過去の自分と決別した。
ただ、精神的なものかと見ていたら、「過去の自分はディフェンスが甘かったんですよ。こうやって」と技術的な理由も込めて成長をアピールしていた。