ニューヨーク・ドールズのギタリストとして活躍したシルヴェイン・シルヴェインさんが１３日、２年半のがん闘病の末、６９歳で他界した。

　訃報はシルヴェイン・シルヴェインの公式フェイスブックで妻のワンダ・オケリー・ミズラヒが発表。「彼は勇敢に闘いましたが、昨日、この病により息を引き取りました。彼を失ったことを嘆き悲しみつつも、彼がようやく安らかに、痛みから解放された事を私たちは知っています。どうか、彼の音楽をかけ、ロウソクに火を灯し、祈りを捧げてください。この美しいドールを見送りましょう」と綴った。

　また、同バンドのフロントマンのデヴィッド・ヨハンセンも、「長年の親友よ、アムステルダムから強制送還された後、飛行機から旅行かばんとギターを持って、彼が自転車店にあるリハーサルスペースに飛び込んで来た、あの初めて会った時のことを今でも覚えている。一瞬で彼を好きになった。寂しくなるよ。家でロウソクの明かりを灯し続ける」とインスタグラムに追悼の声を寄せた。

　妻ワンダによる声明には、ミュージシャンのレニー・ケイからのコメントも含まれ、「バンドでは、彼は楔（くさび）の役割をしていた。旋回するバンド仲間の衛星を上手く管理していた。ニューヨーク・ドールズは時代の先駆者で、ロック世代に貢献した。君のハート、信念、あのＥコードの扱いに感謝する。ベイビー・ドールよ眠ってくれ」と追悼を捧げた。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）