シャーリーズ・セロン、ゴールデン・グローブ賞の女性監督評価に激怒

 シャーリーズ・セロンが、ゴールデン・グローブ賞に女性監督がノミネートされなかったことに激怒している。『スキャンダル』の演技で自らはドラマ部門女優賞にノミネートされているシャーリーズだが、監督賞の候補者に女性の名がないことに苛立ちを感じているという。

 9日(月)に発表されたノミネートでは、マーティン・スコセッシ(『アイリッシュマン』)、クエンティン・タランティーノ(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)、ポン・ジュノ(『パラサイト 半地下の家族』)、サム・メンデス(『1917 命をかけた伝令』)、トッド・フィリップス(『ジョーカー』)が監督賞の候補に挙げられていた。

 その中に女性監督が含まれていないことについてどう思うかロサンゼルス・タイムズ紙から尋ねられたシャーリーズは「厳しいわね。すごく厳しい」「女性監督たちの数を考えると、なおさらいら立つわ」「業界の10%しかいないわけで、今年のように良い作品ばかりの年でさえもこうなると、ものすごく腹が立つ」「もちろん女性をノミネートするべきだからという理由でノミネートされたい女性はいない。でもすごく馬鹿げてる。クールじゃない」「辛いし、不公平に感じる。だから私たちはこの戦いを止められないの」「意見を聞いてもらって、こうした話が認識されるまで、声を上げ続ける必要がある」と語った。

 そんなシャーリーズは女優賞を巡り、シンシア・エリボ(『ハリエット』)、スカーレット・ヨハンソン(『マリッジ・ストーリー』)、シアーシャ・ローナン(『リトル・ウィメン』)、レネー・ゼルウィガー(『ジュディ 虹の彼方に』)と競うことになる。

 第77回ゴールデン・グローブ賞では、『マリッジ・ストーリー』が作品賞と男優賞、女優賞を含む最多6部門へのノミネートとなっている。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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