メタリカ、ボーカルの依存症治療のためツアーを中止 チケット代金は全額返金へ

 メタリカがボーカルのジェイムズ・ヘットフィールドの依存症治療のためにツアーを中止することを発表した。10月からオーストラリアとニュージランドでの公演が予定されていた同バンドだが、ラーズ・ウルリッヒ、カーク・ハメット、ロバート・トゥルージロらメンバーは、ジェイムズが治療施設に入ったため、ツアーを延期することにしたと声明を発表している。

 ツイッターに投稿されたその声明ではこう説明されている。

 「ファンと友人の皆には大変申し訳ないが、オーストラリアとニュージーランドで予定していたツアーを延期しなければならない」

 「みんなだいたい知っていると思うけど、僕らの兄弟であるジェイムズは、長年に渡り何度も依存症を患ってきた。そして彼はまた、残念ながら、克服のための治療プログラムを再び受ける必要に迫られた」

 「僕らは健康とスケジュールの調整がつき次第、みんなの場所へと出向くつもりだ。状況が分かり次第またお知らせする」

 「多くの方々、特に僕らのショーのために遠方から駆け付けてくれる熱烈なファンの皆に迷惑をかけてしまうことに、僕らは心から胸を痛めている。皆の理解とジェイムズへの応援に心から感謝しているし、メタリカの一員でいてくれてありがとう」

 10月17日のオーストラリア、パース公演から11月2日のニュージーランド、オークランド公演までのチケットは全額返金されるようだ。

 一方で、来年の3月28日にサンフランシスコで予定されているチャリティコンサートと4月の南米公演については現在のところ予定通りの敢行が見込まれている。

 ジェイムズの依存症については2004年公開のドキュメンタリー『メタリカ:真実の瞬間』でも描かれていた。その映画公開直後にもリハビリ施設入りしていたジェイムズは、見るのが辛かったのかと尋ねられ、こう答えていた。「ああいう状態にいる自分を見るのはだいたい気まずいものだ。でも自分の嫌いなところをたくさん学んだね。でもそれって良いことだよ。そういう状態にある人は皆、自分のことを同じように感じたんじゃないかな」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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