ヤングケアラー問題、騒動やまず…ABCテレビ再び声明発表 父が外出、「米炊いて」発言は「演出」
ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」公式HPは27日までに、反響を呼んだヤングケアラー問題について、追加声明をアップした。
同番組は23日放送回で「6人兄妹の長男を代わってほしい」という依頼を取り上げ、霜降り明星・せいやが探偵となって依頼者の家に行き、12歳の長男に代わって弟、妹の世話を手伝った。食事の準備、洗濯物の片付け、オムツ変えなど、その大変さに、せいやは最後に長男を抱っこし、「まだ大人になるなよ」と励ますシーンが印象的だった。
だがこの長男が「ヤングケアラーではないか?」という指摘が相次ぎ、ネットが炎上。両親に対する誹謗中傷などが殺到する事態となっている。
同番組は26日までに公式HPで「取材対象者や御家族への誹謗中傷、詮索や接触は厳におやめいただくようお願い申し上げます」などの声明をアップしたが、非難はやまなかったのか、27日までに再び声明を発表。
「放送内容の一部について誤解を招く受け止めが広がっていることを重く受けとめています」とし、「当該放送において、普段は基本的に家にいて家事・育児を担当している父親が乳幼児を残して外出する場面、および当該VTRの最後に母親が『米炊いて、7合』といった発言は、番組の編集・構成上の演出として表現したものです」と説明し「これらは、取材対象者の実際の生活状況や日常の全体像をそのまま示したものではありません。前者は『家事や育児をすることはとても大変なことである』ということをより強調するために、探偵と子供達だけの状況を作り出しました。後者は、依頼者である長男が『次男となった非日常から日常に戻る合図』として演出しました」としている。
長男の「正直、長男やるの疲れました」という言葉も「取材・製作の過程において、依頼原文の趣旨をもとに番組側と御家族で内容を確認・相談したうえで、放送用に構成・改稿したものです」とした。
長男自身も「週に3~4回は大好きなバスケットを習うなどの時間がある」としたが、「長男ばかりが家事・育児をしているような印象を与えてしまいました。取材対象者の方々に対して実態とは異なる受け止めが生じている状況について、番組として深く反省しております」とつづられている。
探偵についても「企画・演出には一切関与しておりません」と断言。取材対象者が「放送をきっかけに強い批判や誹謗中傷、詮索にさらされ、日常生活もままならない現状について、番組として強い懸念を抱いています。取材対象者や御家族への誹謗中傷、詮索、直接の接触は、厳にお控えいただきますようお願い申し上げます」と訴えている。
