十二月歌舞伎座の演目と配役が決定! 既に話題騒然「与話情浮名横櫛」は玉三郎、團十郎に加えて松緑、勘九郎、右團次の豪華配役
松竹は15日、東京・歌舞伎座「十二月大歌舞伎」(12月2~25日)の演目と主な配役を発表した。坂東玉三郎、尾上松緑、市川團十郎、中村獅童、中村勘九郎、中村七之助らが出演し、人気作を三部制で上演する。
第一部の幕開きは歌舞伎の始祖といわれる出雲の阿国にちなんだ長唄の舞踊「春霞歌舞伎草紙」で、中村時蔵が出雲阿国、中村歌昇が名古屋山三を勤める。
長谷川伸作の新歌舞伎「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」は、初役となる獅童の半太郎に2017年以来となる七之助のお仲、これも初役となる市川右團次の鮫の政五郎という配役で上演。半太郎は六世尾上菊五郎が初演し、十七世中村勘三郎が上演を重ね、十八世勘三郎さんへと受け継がれた役で、獅童と七之助の名コンビが夫婦役で感動作を届ける。
第二部は松緑が手がける講談シリーズ第4弾となる新作歌舞伎「忠僕元助」から。赤穂義士の片岡源五右衛門と、源五右衛門に仕える元助の物語で、松緑が下部元助、中村梅雀が源五右衛門を勤める。
狂言の大曲をもとにした松羽目物の舞踊劇「身替座禅」は勘九郎と團十郎が共演。大の恐妻家でありながら浮気性の山蔭右京を勘九郎が、嫉妬深い奥方玉の井を初役の團十郎が勤める。
第三部は世話物の人気作「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」から。既に話題騒然、玉三郎のお富と團十郎の与三郎という11年ぶりの本作での共演に加え、松緑の蝙蝠安、勘九郎の和泉屋多左衛門、右團次の鳶頭金五郎という豪華配役だ。
打ち出しは七之助がお七を勤める舞踊劇「櫓のお七」。雪の降る夜、恋人を救うため火の見やぐらへ駆け上がる八百屋の娘の姿を、文楽人形の動きをなぞる「人形振り」で表現するドラマティックで幻想的な一幕だ。
