映画「レンタル家族」の上坂龍之介監督が涙 映画通じ天国の祖父への思いあふれる「この話すると涙が」

 兵庫県加西市出身の映画監督・上坂龍之介氏が31日、都内で初監督作の映画「レンタル家族」の初日舞台あいさつに主演の荻野友里と出席した。

 自主映画として制作された同作は、昨年の第23回中之島映画祭でグランプリに。同年12月に東京・新宿のK’s cinemaで1週間限定公開され、「カメラを止めるな!」以来の全上映満員を記録するなど話題を呼んだことで、全国公開が決定した。

 上坂監督は今作の制作に至った経緯について「僕、兵庫出身なんですけど、東京に映画監督になりたくてきた」といい、「僕の父方のおじいちゃんが数年前に亡くなっちゃって。おじいちゃんに映画を見せられなかった。兵庫に帰って(亡くなった)おじいちゃんと対面したときに自分でもびっくりするぐらい涙が止まらなかった。何しに東京に行ったんだろうとそのときに思った。映画監督になりたかったよなと、だったら映画監督になろうと思った」と説明。「なんとなく思っていたのがこの企画だった。悩むぐらいだったら長編でも挑戦しようと思ってつくった」と振り返った。

 今作は介護で家族をレンタルするストーリーを通じ「本当の絆」や「家族の定義」を問いかける。上坂監督は「僕が初めての映画だったので、演出をつけやすくするために(名前が)実在する人たちなんです。おじいちゃん、おばあちゃんも、僕の亡くなっちゃったおじいちゃんおばあちゃん(の名前)」と明かし、「やばい、泣きそう、こういうキャラじゃないんですけど、この話すると涙が…」と目を赤らめて涙していた。

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