韓国ベテラン俳優 犯罪歴暴露され引退→報じたメディアを弁護士が告発と現地で報道「明らかな暴挙」と指摘

 韓国ドラマ「シグナル」や映画「暗殺」「お嬢さん」など、多くの人気作品に出演し活躍していた俳優のチョ・ジヌン(49)に、犯罪者としての過去があったという記事を5日、現地メディアのDispatchが報じた。そして翌6日、チョ・ジヌンは引退を宣言し、韓国芸能界は衝撃に包まれた。そんな中、弁護士のキム・ギョンホ氏が該当のニュースを報じたDispatchの記者らを告発したと8日、スポーツ朝鮮などが報じた。

 記事によるとキム弁護士はこの日、国民相談窓口を通して少年法第70条違反として告発したという。キム弁護士は「社会は未熟な魂に『再出発する機会』を、苦渋の決断で与えた。少年法は罪を覆い隠す盾ではなく、(前科という)烙印(らくいん)なしに社会復帰できるよう助ける、社会的合意だ。しかし最近ある芸能メディアが、30年前の判決文を世間に晒した。これはジャーナリズムの仮面を被った、明らかな暴挙だ」と指摘したと伝えた。

 そして「少年法第70条は、関係機関が少年事件に関する照会に応じることを、厳格に禁止している。これは記録流出そのものが、一人の人間の社会的生命を断つ凶器となり得ることを、法が認めたためである。記者が禁止された情報を引き出した場合、これは取材ではなく、法律が保護する防御壁を不正に突破した犯罪行為である」と主張したとした。

 その上で「今回の事件の本質は『有名俳優の過去暴露』ではない。『商業的なのぞき見』が『法治主義』を嘲笑した点だ。クリック数を稼ぐために、法が閉ざした扉を強制的に開ける行為が認められるのなら、我々の社会矯正システムは崩壊する。一度の過ちで一生監視されねばならないのなら、誰が更生を夢見るだろうか。捜査機関は記者の情報入手経路を、徹底的に究明すべきだ」と訴えたと伝えた。

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