韓国ベテラン俳優 20年以上前の犯罪歴がなぜ今になって暴露?きっかけは8月の「光復80周年祝賀式」と情報提供者
韓国ドラマ「シグナル」や映画「暗殺」「お嬢さん」など、多くの人気作品に出演している俳優のチョ・ジヌン(49)に5日、犯罪者としての過去があったという疑惑が浮上し、ドラマや映画ファンを驚かせた。
該当のニュースを報じた現地メディアのDispatchは、情報提供者によりチョ・ジヌンが高校2年生の時に、特別法上の強盗・強姦(ごうかん)で刑事裁判を受け少年保護処分となり、少年院に送致された過去が明らかになったと伝えた。また独自取材で、舞台俳優時代にも劇団員への暴行による罰金刑、飲酒運転で免許取り消し処分を受けていたことなどを報じている。
しかしなぜ、チョ・ジヌンが俳優として大成してから10年以上が経ったこのタイミングでの暴露だったのかという疑問の声が寄せられたと、メディア社のMHNスポーツが伝えた。
記事によると、実際に該当事件の情報提供があったのは今年の8月15日、光復節イベント以降だったという。
チョ・ジヌンは当時「光復80周年祝賀式」で国旗に対する宣誓文を朗読し、“ホン・ボムド将軍の遺骸を国内に奉還”の国民特使として、ドキュメンタリー映画「独立軍:終わらない戦争」のナレーションを務めるなど、“愛国心に満ちた俳優”としてのイメージを築いていた。
そんなチョ・ジヌンの姿を見て、情報提供者は「彼は弱者をいじめていた加害者であり、犯罪者だった。それなのに(ドラマや映画で)警察官役を担って正義という姿を装い、とうとう独立闘志のイメージまで手に入れた。被害者たちの心情はいかばかりか。今からでも、自身の過去を反省してほしい」と伝えずにはいられなかったのだという。
この一報を受けた同日、メディア社のJTBCが所属事務所・SARAMエンターテインメントに取材したとし、「事実関係を確認中。追って公式コメントを発表する」と言及したと伝えている。
