杉村太蔵氏、国民・玉木代表を前に「玉木総理が誕生するわけないと思うんですが」「野党の体たらくに腹立たしさも」
元衆議院議員の杉村太蔵氏が15日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」で、スタジオ生出演の国民民主党・玉木雄一郎代表へ「来週の首班指名は、自民単独の高市政権が誕生すると…申し訳ないが玉木総理ではない」との考えを告げた。
この日は玉木代表がスタジオ生出演。コメンテーターの杉村氏は「今日、ここまで聞いていると、来週は首班指名は自民単独の高市政権が誕生すると。高市総理。申し訳ないが玉木総理ではない」と目の前でコメント。
「もしもぼくが玉木さんの部下だったら、代表、今公明党としっかり連携をとって、この楕円の中心にいて、万が一高市さんがおかしかったら立憲と維新と組んで内閣不信任案も出すし、高市さんが言っていることが素晴らしければ、予算案も賛成しますよと。常に是々非々でいきましょうという、国会の構図がこれから展開されるんじゃないかと見てるんですけど…」と加えた。
玉木代表は「今日の午後からやりますからね。潰れたみたいな話はしないで頂きたいが、真摯に高市総裁とも野田代表とも向き合っていきたい」とした。
杉村氏は「(自分も)ちょっとだけバッジをつけたことありますけど、本音を言うと、わずか27の議席の政党が総理をとってもなかなか運営が難しい」とし、立憲と国民民主は「もともと一緒」だったにも関わらず袂を分かったことから「別れたにはそれなりの理由があるわけでしょ。どう考えてもまとまらないというのが僕の考え」と国民と立民がまとまることは困難との見方を示した。
杉村氏はさらに「言葉を選ばずに言うと、玉木総理を見たいという人が世の中にいて、そんな気、ちょっと現実的では内と思いながら、期待させているところありませんか」「現実的な今の政治状況を見ると、玉木総理が誕生するわけないと思うんですが。ごめんなさいね、はっきり言って」ともコメント。
玉木代表は今後の各党との協議について「政権を担うというのは一晩で決める話じゃない」とし、1回の協議で決まらない可能性も示唆したが、杉村氏はこれにも激怒。「一晩で決める話じゃないが、少数与党の石破政権、1年前ですよ。なんで今まで1年間、野党はこういうことを想定して今まで協議してこなかったのか。ここは一国民として、野党の体たらくに腹立たしさすら覚えます。1日で決めろなんて言ってない。去年からこの状況ですよ」と言い切った。
これに玉木代表は「参院選挙の結果も大きな影響を与えている」としつつ「太蔵さんの批判も受け止めて、真摯に午後の協議に向き合いたい」と述べるにとどまった。
