AKB48の20期研究生・近藤沙樹「正直怖かった」12歳での上京 ファンやメンバーが支えに
AKB48の20期研究生・近藤沙樹(13)がグループ最年少として経験を積んでいる。昨年12月のお披露目から約10カ月で「ファンの方と会う機会が増えてうれしい」と応援してくれる存在を実感。18、19日にはイベント「青いマックの日」に参加予定で、地元の愛知県でも積極的な活動を行っていく意欲を示した。
最年少で緊張した様子も見せながら、落ち着いた雰囲気だった。小さい頃からアイドルに憧れを持っており、AKB48に加入した。ファンとの交流を喜びつつ「公演を覚えるのにすごく苦戦しました」と振り返った。
ダンスは4歳から経験していたこともあって得意だと自信を持つ。「公演を覚えてからは自分で工夫して、いつもやらないアレンジをやってみたりすることが楽しい」。早くもステージでの見せ方を模索し、努力を重ねている。
グループ加入時は12歳で現在も最年少の13歳。「(愛知から)東京に出てくるというのはすごく緊張しました。慣れてない環境は正直怖かった」と言い、当初は「一人で電車も乗り間違えたことがあった」と生活面でも苦戦。それでも「東京に来て学校でたくさんの友達ができた。AKB48の活動でもファンの方や先輩方、同期と話す時間が支えになっている」と明かした。
まだ、中学生ということで学校生活と活動を平行させている。特に同じメンバーで15歳の白鳥沙怜にはアドバイスももらった。近藤は「白鳥さんは頭が良くて勉強の仕方などを教えていただきました」と両立の方法を学んだ。さらに、グループ活動では川村結衣(19)から劇場公演の助言を受けたという。
生まれ育った愛知県での活動にも意欲的だ。19日には「名古屋まつり」での「青いマックの日」の募金活動に参加する。病気と向き合う子供とその家族を支援するチャリティーイベントで「少しでも力になりたい」と臨む。
同イベントでは同期らとともに初のトークショーも予定されている。「会場にいる方にはAKB48のことを詳しく知らない方もいると思う。AKB48のことも知っていただきたいですし、この青いマックの日もいろんな方々に広めていけたらいいなと思っています。少しでも多く募金活動を頑張りたい」と意気込んだ。
今後は後輩となる21期研究生も加入することが決まっている。「私の年齢的にもそんなに先輩という感じではないかもしれないので緊張します。でも、先輩の一面を出さなければいけないので、すごいドキドキする。いい先輩だと思って頼っていただけるようになりたいです」と語った。
20期研究生の同期は丸山ひなた(17)大賀彩姫(19)の3人と少数精鋭で進んできた。12月には日本武道館公演も控え、グループも20周年を迎える。「もっと皆さんに20期研究生のよさや魅力を武道館でも伝えたい」と話し、個人としては「ダンスでAKB48を引っ張っていけるような人になりたい」と見据えた。
◆近藤沙樹(こんどう・さき)2012年2月23日生まれ。愛知県出身。24年12月にAKB48の20期生としてお披露目。25年1月に研究生「ただいま恋愛中」公演で劇場デビュー。特技はダンス。ペンライトカラーはオレンジ×緑。身長157センチ。
