AKB48倉野尾成美「やっぱりAKBってドラマだ」 20周年のメモリアルブックで秋元康氏と対談「一言一言が全部名言」

 AKB48の倉野尾成美(24)が、10月14日に発売するグループ結成20周年を記念したメモリアルブック「AKB48 20th Anniversary Book」の魅力を熱く語った。自身は同作に収録するプロデューサーの秋元康氏との対談、高橋みなみら歴代総監督4人での対談などに臨んだ。AKB48の“過去・現在・未来”が収められており、「グループの歴史を感じてほしい」と重厚なできあがりをアピールした。

 全144ページに20周年の歴史が詰まっている。節目の時にメモリアルブックが作られ、現役メンバー43人の撮り下ろし&インタビューも掲載される。倉野尾は「ストーリー、歴史がないと本にはできないと思うので、やっぱりAKB48ってドラマだなと思う。過去からしっかりつながって今がある。今までが集約されている本だと思うし、現役メンバーみんなのキャラクターも分かるようになっている。AKB48を通ったことがある人には、ぜひ読んでいただきたい」と呼びかけた。

 自身が行った秋元プロデューサーとの対談企画も掲載される。約1時間、グループについて思いを語り合ったという。「秋元先生とこんなに長く話すのは初めて。緊張していたのですが気さくに話してくださいました。普段感じていることをいろいろ質問もできたので、すごくいい機会でした」と振り返った。

 対談での特に印象的なことには「返してくださる一言一言が全部名言なので一つ一つが刺さった」と言う。その上で「(秋元氏から)AKB48を大切にしてほしい、AKB48にはこうあってほしいというお話をいただいた」と過去から未来までを見据えた言葉をもらったことを明かした。

 20周年の経過は年表の形でも振り返ることができる。倉野尾は半分以上の11年をAKB48で過ごしており、「私が入ってからもこんなことあったな」としみじみ見つめた。自身にとって一番思い出深い瞬間には、迷いながらも23年12月31日に3代目総監督・向井地美音から次期総監督として指名を受けた日を挙げた。

 AKB48はこれまでのアイドルにはなかった選抜総選挙など国民を巻き込んだビッグイベントで魅了し、常識を超えてきた過去がある。「やっぱりAKB48は生感が魅力。メンバーも何が起こるか分からないお祭りのような企画、イベントを生み出してきた。秋元さんの言葉ですが、AKB48らしさって挑戦していく、開拓していくところ。そこは変わらず続けていきたい」と改めて決心した。

 さらに同作の内容としてはグループをけん引するメンバーと若手エースによるそれぞれの対談、写真集でも話題のメンバーによる水着グラビア、劇場周辺おすすめMAPや20期研究生の丸山ひなた描き下ろしイラストも登場。倉野尾は「まるちゃん(丸山)のページもすごい楽しみですね」と若手の個性も生かされた部分に期待を寄せた。

 グループとしては6年ぶりとなるメンバー全員での全国ツアー「20th Year Live Tour 2025 ~PARTYが始まるよ~」が16日から愛知県から始まった。「ファンの方もずっと待っててくださっていた」と感謝。「見どころは30分超えの20周年メドレー。年ごとに1曲ずつのシングル曲をつないで、ノンストップで披露する。配信もあるので、たくさんの方がこの20年を味わっていただいてAKB48の歴史を感じてほしい」。一人一人が伝統の衣装を着用し、まさに歴史を詰め込んだステージを披露する。

 20周年を迎える12月8日も近づき、同月4~7日には4日間で6公演の日本武道館公演も控える。「歴史を自分たちが次につないでいくんだ、ここから自分たちが作っていくんだという強い決心をみんなで持って臨めたら」と力を込めた。

 ♥倉野尾成美(くらのお・なるみ)2000年11月8日生まれ。14年に「AKB48Team8全国一斉オーディション」に熊本県代表として合格。21年に新チーム4のキャプテンに任命される。24年3月17日から4代目総監督を務める。身長152センチ。血液型A。

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