田崎史郎氏 高市新執行部に「いつか仕返ししてやろうと爪研いでる人いる」 “勝ち組”一色に「麻生さん主導の人事」

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が7日、BS-TBS「報道1930」に出演。自民党の新執行部についてついて言及した。

 7日に自民党の高市新執行部が発足。麻生派からは副総裁の麻生太郎氏をはじめ、幹事長の鈴木俊一氏、総務会長の有村治子氏の3人が入った。さらに決選投票で高市氏を推した旧茂木派からも、組織運動本部長の進藤義孝氏、広報本部長の鈴木貴子氏の2人が加わった。加えて茂木氏の推薦人となった梶山弘志氏(無派閥)が国対委員長となった。

 キャスターの松原耕二氏が今回の人事について「高市さんの意向なのか、麻生さんの意向をくんだのか?」と尋ねると、田崎氏は「麻生さん主導の人事じゃないかと思います」と回答。その理由として、「日曜日(5日)に麻生さんが党本部で高市さんと会談されて、その後からいろんな人事情報が漏れてきているんですよ。だから2人が相談した内容が漏れてきていて。麻生さんと高市さんの関係において、どちらが自民党の議員に詳しいかと言うと、それは麻生さんの方が圧倒的に詳しいわけですから。麻生さんが主導して決められた人事だろうと思ってます」と説明した。

 新執行部の布陣について「主流派で権力取ろうという意思ですよ。高市さんが総裁選に決まったあとの記者会見で総力結集の人事を行うって言われたんですね。じゃあ一部は非主流の人たちも入れて、小泉陣営とか林陣営に属した人も7役に入れるのかなと思ったら、全くなかった。こんなすごいことやるんだと感心しましたけどね」と皮肉まじりに話した。

 松原氏が「党はまとまりますかね?」と質問。田崎氏は「党はまとまりますよ。まとまるっていうのは、だから自民党を飛び出す人とかがいるわけじゃなくて、党としてはまとまってるんですよ」とした上で、「その中で不満をためて、いつか仕返ししてやろうって思って、一生懸命爪を研いでる人はいると思いますよ」と推察していた。

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