田崎史郎氏 「公明党への愛情がまったくないのがこの政権」「連立を離脱する可能性がある」→高市早苗新総裁の党四役人事を分析

 政治評論家の田崎史郎氏が7日、TBS系「ひるおび」に出演し、自民党の新総裁となった高市早苗氏による党役員人事について持論を述べた。

 番組では高市氏のXを紹介。党の役員人事について幹事長に鈴木俊一氏(麻生派)、総務会長に有村治子氏(麻生派)、政調会長に小林鷹之氏、選対医院長に古屋圭司氏となったことを伝えた。

 田崎氏は「麻生氏主導 勝ち組一色人事」と評し、「見ていてここまでやるのって感じだったんです。総力結集と記者会見で言われていたので、小泉さんや林さんを応援した人もひとりかふたりくらいは入れて多少見せるんだろうなと思っていたんですけど、まったくない。勝ち組だけで固めている」と小泉進次郎氏や林芳正氏を支持した議員からの登用がないことを指摘した。

 田崎氏は連立を組む公明党について「連立を離脱する可能性はある。その場合、総理指名選挙で公明党は斉藤鉄夫と書いて投票する」と指摘した。「距離感はますます広がっている感じはします。あの人事を公明党から見ると、公明党とパイプがある人がいないと。私たちはだれと話したらいいんだろうと。自民党が政権に復帰して以降、絶えず政権側に公明党とのパイプ役が存在したんです。石破さんは自身がパイプ役を務め『公明党なくして自民党無し』とおっしゃっていた。そういう愛情が全くないのがこの政権なんです」と述べた。

 田崎氏はまた、「土曜日に高市さんと斉藤さんが会われたときに、斉藤さんが本音の話をしたいので時間とってくださいとお願いしているわけです。新総裁決定後に。それが実現せず、新聞報道を見ると日曜日に(高市氏は)玉木さんと会っている。公明党からすると自分たちのことは何も考えてないんだとなりますよ」と分析した。

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