ともに広島出身で今年還暦を迎える奥田民生と吉川晃司のユニット「Ｏｏｏｃｈｉｅ　Ｋｏｏｃｈｉｅ」（オーチーコーチー）が、大みそかに広島グリーンアリーナでライブを行うことが４日、分かった。

　７月１２日に同所でスタートするツアーの追加公演で、２５日リリースのファーストアルバム「Ｏｏｏｃｈｉｅ　Ｋｏｏｃｈｉｅ」初回プレス分に、追加公演のチケット先行抽選シリアルコードが封入される。

　また、アルバムに収録される全１０曲が次の通り判明した。

　０１．おちこち

　０２．ショーラー

　０３．ＧＯＬＤ

　０４．マンデー

　０５．Ｄｏ　Ｔｈｅ　Ｓｈｕｆｆｌｅ

　０６．片恋ハニー

　０７．ＧＩＢＳＯＮ　ＭＡＮ

　０８．リトルボーイズ

　０９．Ｔｈｒｅｅ　Ａｒｒｏｗｓ

　１０．ＯＫ

　この日は全編が広島弁の歌詞の「ショーラー」の先行配信がスタート。先端技術を駆使して広島の全９カ所を背景にしたミュージックビデオ（ＭＶ）もオフィシャルＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで公開された。

　ＭＶで２人はＭａｚｄａ　Ｚｏｏｍ-Ｚｏｏｍ　スタジアム広島、ＥＤＩＯＮ　ＰＥＡＣＥ　ＷＩＮＧ　ＨＩＲＯＳＨＩＭＡ、２人の縁の場所である木定楽器店、広島電鉄の車庫、黄金山、仏舎利塔、広島本通商店街、奥田の母校・広島県立広島皆実高校、吉川の母校・修道高校などを背景に演奏している。

　実際に広島でロケしたものではなく、３ＤＣＧデータ化された広島県の景色を大型ＬＥＤディスプレイに映し出し、バーチャルプロダクションで撮影したもの。この３ＤＣＧデータはソニーＰＣＬの清澄白河ＢＡＳＥ内にあるバーチャルプロダクションスタジオで実用を開始している、ソニー独自の３ＤＣＧ生成技術を使って作成された。

　複数の写真から実空間を丸ごと取り込んで３ＤＣＧを短期間で作り出すことができるこの技術によって、完成映像上では実際にその場にいるかのような仕上がりとなっている。ソニー独自の３ＤＣＧ生成技術をバーチャルプロダクションの背景データとしてＭＶに活用することは初めて。

　全編広島弁である歌詞の標準語訳は、ユニコーンの川西幸一が担当。奥田とも吉川とも縁がある広島出身の川西だからこその、粋な計らいが盛り込まれている。