エルトン・ジョン、警備員をクズ呼ばわり

 エルトン・ジョン(72)が自身のコンサートの警備員らをこき下ろした。先月30日(土) 、「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」ツアーのオーストラリア編の初日となったパースのHBFパーク・スタジアムにて、ある女性を会場から退出させようとした警備員にエルトンの怒号がこだましたようだ。

 記録された映像にはエルトンがステージから「おい、お前ら、その女の子といる2人の警備員だ、失せろ」「その子をすぐさまここに連れてくるんだ。早くしろ。アホが!」「馬鹿どもが、お前ら2人のことだよ。女の子の扱いがなってねえな。放してやれって、クズどもが」

 このようにまくし立てたエルトンだが、後にステージ上で詫びを入れてもいたそうで、コンサートに参加していたローカル番組『トゥデイ・パース』の司会を務めるルイーズ・モンバーは「エルトンは怒り心頭だった」「『女性に対する暴力は許せないから何か言わずにはいられなかった』って言ってたわ」「次の歌を歌い終えた後、すぐに謝っていたけど、自分が本当に配慮していることなんだって言っていた」「私が見たことのないエルトンの側面だった」「世界で最もビッグなミュージシャンがパースでセキュリティガードに怒りを見せるなんてね」

 ちなみにその女性が退去されそうになった理由は明らかになっていないものの、会場の広報が後日シドニー・モーニング・ヘラルド紙にこう話していた。「その状況でセキュリティチームはきちんと行動していました。我々はエルトンのチームと協力し、アーティストと観客のために、イベントの安全を確保し、成功するよう働いていたのです」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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