R-1決勝6度進出芸人が本音「ピン芸人以外がやいやい言い過ぎている」R-1は「大事な大会」
お笑い芸人のヒューマン中村が2日、都内で、単独ライブ「夏のゆうわく」(8月9日、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場)に向けた取材会を開催した。
昨年6月に大阪から東京に進出してから初の単独公演。東京で過ごした1年を振り返り中村は「シリアスな話になるけど、甘くはなかった」と率直に吐露。「元々人見知りだった」こともあるとしつつ、「やっぱり急に20年目以上の芸人が東京に来て、今まで東京でやっていた人間の関係に入っていけなかった」と、芸歴も23年目を迎えたベテラン故に人間関係に苦戦した。仕事面でも、「東京には大阪にない仕事がいっぱいあるって言われてたけど、それは誰かがやっている」という残酷な「事実」に直面。決して順風満帆な東京進出とはならなかった。
東京で活躍するためには「より自分が何者なのかを知らしめないと難しい」と分析。だからこそR-1という大会は「結局大事」と力説。今回の公演はR-1も意識し、新ネタのみ披露する予定で「R-1から逆算してライブをやったりするので、8月に単独ライブをやるのはすごい重要」とかける思いも強い。
何かと大会そのものをいじられることが多いR-1。過去6度決勝に進出している中村は「僕らからしたらとても重要やし大事な大会なんで、ピン芸人以外の人がR-1に対してやいやい言い過ぎている」と苦笑い。「俺らは俺らですごい真剣にはやってるから。あんまやいやい言わんといてくれよ」と嘆きつつ「僕らが自虐的にいじったりはするけど、胸苦しくなる」と吐露。その上で「決勝に行くのと、優勝は全然違うなと思いますね」と改めて強調した。
