おのののか「母親は何を選んでも罪悪感から逃れられない」育児から学んだこと

 芸能界のパパ&ママに“わが家の子育て”を聞く企画「ママって○○」「パパって○○」にタレント・おのののか(31)が登場。東京ドームで“美人すぎる売り子”として注目され、グラビアやバラエティーで大ブレークした。私生活では2020年、東京五輪競泳代表・塩浦慎理(しんり)選手(31)と結婚。翌年10月に第1子の長女を出産。「母親は何を選んでも罪悪感から逃れられない」-。ママ生活1年半を経て、思い至った子育て論を語った。

 コロナ禍真っただ中で初めての出産を経験し、育児が始まった。ナーバスになっていた部分はあると明かす。

 「妊婦の時が一番怖かったです。感染してしまったらその病院で出産できない。受け入れ拒否のあった時期で。出産後、最初の3カ月ぐらいはあまり思い出せないぐらい張り詰めてしまっていました」

 おのに限らず育児に励む母親の精神状態に与えたコロナ禍の影響は大きかった。1年半を経て「少し落ち着いてきた」と話すが、娘の成長とともに新たな課題が持ち上がった。

 「最近は『イヤ』を自分で意思表示できるようになって」と娘の発育を喜びつつも、「食事は『イヤ!』となったら絶対に食べない。容赦なく口からブーって。床がもう、ぐちゃぐちゃ。手の込んだものを作った時に限って」と苦笑する。

 「全く食べてくれずに一口食べたらブワァーって吐き出すのが続いて。娘に気付かれないよう一人で寝室に行って、枕に顔を押し当ててワー!って叫んだことは何度か」。精神的に追い込まれていた日々を振り返った。

 映画で見た場面がいつまでも頭に焼き付いている。「育児ノイローゼになっているお母さんが『母親は何を選んでも罪悪感から逃れられない』って声をかけられる場面があって。すごく響きました」

 自身の罪悪感や葛藤を受け入れることで精神的に楽になった気がしたという。

 「作ったものを食べてもらえず落ち込んだ顔を見せてしまった時は後悔するし、市販のものを食べさせた日はこれでいいのかな?って思うし。結局、どんな選択をしても罪悪感から逃れられないんだなって。でも、この罪悪感もこの子を思うからって思えるように。ちょっとずつ学べたことです」

 同い年の夫はおののフォローや育児に協力的だといい、「娘と夫が楽しく遊んでる姿を見ると『うわぁ!幸せだなぁ今』って実感します」と話す。

 企画タイトル「ママって○○」には「家族の空模様」と力強く書き込んだ。「お母さんが笑ってる時は家族みんなが明るいと思うんです。時に雨も降らしますし、雷も落とすでしょうけど(笑)。基本的には晴れていて、家族を明るく照らすことができたらいいな」

 妻になり、母になり、その笑顔はますます輝いている。

 ◆おのののか 1991年12月13日生まれ、東京都出身。東京ドームでビール売りのアルバイトをしている際に“美人すぎるビール売り子”として脚光を浴びた。グラビア、バラエティー、ドラマに進出し、CMにも多数出演。2020年、東京五輪競泳代表・塩浦慎理(しんり)選手(31)と結婚。21年10月に第1子女児を出産した。趣味は編み物、スポーツ観戦。

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