小田和正 最年長75歳アリーナツアー完走 コロナ感染、台風で一部中止も記録更新

 全国ツアーのフィナーレを迎えた小田和正
 花道を全力で走り抜ける小田和正
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 シンガー・ソングライターの小田和正(75)が9日、神奈川・横浜アリーナで、3年ぶりの全国アリーナツアー「こんど、君と」の最終公演を行った。6月に74歳8カ月でスタートしたツアーは、15カ所29公演を巡り、75歳2カ月で完走。自身の新型コロナウイルス感染、台風の影響で一部公演の中止を余儀なくされながら、アリーナツアーの国内アーティスト史上最年長記録を自ら塗り替えた。また、来春からの8カ所16公演の追加公演が発表された。

 3年ぶりのツアーフィナーレに向け、本番前に楽屋でのダッシュや声出しで気合を入れた。1万3000人の温かい拍手に導かれ、地元・横浜のステージへ凱旋した小田は、75歳とは思えぬパワフルな歌声を響かせた。

 ライブでは自ら花道を降り、客席にマイクを向けて一緒に歌うのが小田流。コロナ禍でマスク着用や発声自粛が求められる時代となったが、全長180メートルの花道を縦横無尽に歩き、時にはダッシュ。可能な限りの近距離でファンと対面し、工夫を凝らした演出で観客の笑顔を生み出した。

 8月分の振替公演が11月30日、12月1日に控えているが、公演自体は“一区切り”を迎える。小田は「何だか今日がファイナルみたいな雰囲気が漂っていますが、沖縄が残っているので、セミファイナルみたいな感じ。頑張って行きたいと思います」と意気込んだ。

 自身のコロナ感染、台風14号の影響による公演中止…。アクシデントを乗り越えて9月20日に75歳を迎え、30万人を動員する前人未到の最年長アリーナツアーを完走した。

 また、来年6月28、29日の東京振替公演に合わせ、同5月の福井を皮切りに追加公演が開催されることが発表されると、観客の喜びが会場を包んだ。ツアー全体で22カ所49公演50万人を動員する“巨大ツアー”となる。

 最新曲「こんど、君と」や代表曲「言葉にできない」など全25曲を完全歌唱した小田は「思いっきり楽しくやらせていただきました!“ファイナル”まで楽しくやってまいります!また会おうね」。地元ファンのエールを武器に走り続ける。

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