ダンス＆ボーカルグループ・ＥＸＩＬＥが２５日、東京ドームで、デビュー２０周年記念ドームツアーの最終公演を行った。全３７曲のヒットパレードで満席５万人を魅了し、１２月に東阪２ドームでクリスマスライブを開催することも発表。今ツアーに期間限定で復帰していたＡＴＳＵＳＨＩ（４２）に加え、２０１５年に勇退したパフォーマーの松本利夫（４７）、ＵＳＡ（４５）、ＭＡＫＩＤＡＩ（４６）の出演も決まった。

　２０周年を突っ走ってきたＥＸＩＬＥが、メモリアルイヤーの締めくくりに粋なクリスマスプレゼントを届けることになった。アンコール中のＶＴＲで、１２月１０、１１日・京セラドーム大阪、同２０、２１日・東京ドームのライブ開催を発表。勇退トリオの参加が明かされると客席からはどよめきが起こり、フラッグを揺らして歓迎した。

　「〝ＰＯＷＥＲ　ＯＦ　ＷＩＳＨ〟Ｃｈｒｉｓｔｍａｓ　Ｓｐｅｃｉａｌ」と題した４公演。意外にもＥＸＩＬＥの「クリスマス」を冠にした有観客ライブは初で、ＴＡＫＡＨＩＲＯ（３７）は「ようやく皆さんと、クリスマスシーズンを直接同じ空間で共有できることが本当に楽しみ」と胸を高鳴らせた。

　松本、ＵＳＡ、ＭＡＫＩＤＡＩのＥＸＩＬＥライブ参戦は勇退後初めてで、７年ぶりとなる。ＡＴＳＵＳＨＩを含め、グループの歴史を知り尽くしたオリジナルメンバー４人が集結。ＡＫＩＲＡ（４１）は「２０周年イヤー、その集大成をＥＸＩＬＥスペシャルメンバーで盛大に盛り上げていけたら」と〝有終の美〟を誓った。

　今ツアーはＡＴＳＵＳＨＩの新型コロナウイルス感染で３公演が中止されたが、１５公演目となったファイナルも熱気であふれた。久々に仲間と時間を共有したＡＴＳＵＳＨＩは「感動したから続けさせて、なんて虫のいい話はない」と自覚しつつ、予定延長での年内残留を自ら提案したという。「大変な時代になった昨今、ＥＸＩＬＥができることがあると再認識できました。皆さんともう少し夢を見させてください」と涙声で訴えていた。