矢沢永吉50周年 燃えたぜ新国立 MISIAとコラボ唱 タオル投げも復活

 ロック歌手の矢沢永吉(72)が27日、東京・国立競技場で、全国3都市4公演を回るデビュー50周年記念ツアー「MY WAY」の初日を迎えた。2019年に完成した新国立での有観客単独公演は初。歌手のMISIA(44)がゲストとして駆けつけ、日本が誇る最強ロッカー&最強歌姫の初共演が実現した。コロナ禍で自粛されていたライブ恒例の“タオル投げ”もこの日から解禁。約3年間待ち焦がれた瞬間を観客6万人と楽しんだ。

 生まれ変わった国立に永ちゃん降臨!気温30度と猛暑を極める会場を、さらに熱くさせるロックンロールショーを繰り広げた。

 火柱が上がるステージで冒頭から「苦い雨」などのアップテンポナンバーで畳みかけ、何度も「ロックンロール!」とシャウト。両手を広げて観客6万人分の拍手を受け止め、「皆さんようこそいらっしゃ~い!やっとこの日が来ました」と、喜びをかみしめた。

 花火など特効演出を盛り込んだステージ。全身から流れ出る汗に「めっちゃ熱い。夏は年寄りにはきついね」とおどけながらも、晴天に恵まれた開幕日に「神様ありがとう。夏のど真ん中に6万人の前でライブをさせてくれて」と感謝した。

 新国立での有観客公演は初めて。東京ドームや日本武道館でライブをこなしてきた立場から「国立ってデカいね。夏の野外は無理だなと2年前くらいに思ったけど、50周年のど真ん中でやれるのはうれしいな」とスペシャル感を強調した。

 中盤には、昨夏に同所で開催された東京五輪開会式で国歌斉唱を務めたMISIAが登場。「HEY YOU…」でコラボ唱し、MISIAから「50周年おめでとうございます」と祝福を受けた。矢沢は「歌うまいよね。最高だよ。オレ感動しちゃって。音楽というのは世代も何もないね」と歌の力を改めて実感していた。

 アンコールの「止まらないHa~Ha」では、恒例のタオル投げが解禁。矢沢の歌声に合わせ、カラフルなタオルが宙を舞った。1972年にロックバンド「CAROL」でデビューし、75年にソロデビュー。半世紀の音楽人生を支え続けたファンの前で「アリよさらば」「逃亡者」など全23曲を緩急交えて力強く歌い上げ、パフォーマンスに感謝の思いを乗せた。

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