ＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」は１４日夜に第３１回「諦めの悪い男」が放送される。ついに北条家と比企家が全面戦争に突入する。

　【あらすじ】

　源頼家（金子大地）の後継者をめぐり、激しさを増す北条と比企の争い。比企能員（佐藤二朗）はせつ（山谷花純）が産んだ頼家（金子大地）の長男・一幡（相澤壮太）を推し、早々に朝廷の許しを得ようと躍起になるが、大江広元（栗原英雄）らは取り合わない。一方、義時（小栗旬）は比奈（堀田真由）に頼んで比企の動向を探り、三浦義村（山本耕史）にも相談を持ち掛ける。そんな中、政子（小池栄子）のもとに北条時政（坂東彌十郎）、りく（宮沢りえ）らが集まり…。

　前回に源頼朝（大泉洋）の弟阿野全成（新納慎也）が比企の罠にはめられて落命し、叔父を殺めたことで頼家は病んで、倒れてしまう。源氏滅亡がひそかにはじまり、残された源氏の幼子にも悲劇が迫る。

　予告動画では北条義時（小栗旬）が「比企を滅ぼす」と暗黒の表情になっている場面も。

　比企が後継に立てる一幡は５歳に。ドラマでは、生後間もないころに、追放され上洛を目指す梶原景時（中村獅童）に人質として連れ去られそうになっている。二代鎌倉殿の長男だが、母が正室でないことから後継争いに巻き込まれる。

　北条を敵に回しての悲劇としても伝わるが、ドラマではどう描かれるのかも注目される。