ジャニーズWEST「夢の始まり」 悲願の初ドームツアーで5万5000人魅了

 ジャニーズWESTが10日、初の3大ドームツアー「ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR-翔べ関西から-」の東京ドーム公演初日を迎えた。グループにとって、同会場での単独公演開催は初めて。悲願を実現させた7人は、全力パフォーマンスで5万5000人を魅了し「ここからが夢の始まり」と新たなる誓いを立てた。今ツアーは3都市計7公演で32万5000人を動員。11日に東京ドームで千秋楽を迎える。

 「ヘイ!東京!」。重岡大毅(29)は声の限りに叫んだ。渇望してきたステージ。7人が夢の第1歩を刻んだ。「オレたちの夢と憧れがパンッパンに詰まった東京ドーム!立ちたくて立ちたくてたまんなかった東京ドーム!熱く行こうぜ!」。小瀧望(26)は、5万5000人に呼びかけた。

 2年前。東京・大阪のWドームツアーの開催が決定したが、コロナ禍で断念。桐山照史(32)は振り返った。「ファンの皆さんを待たせてしまったけど、僕らにとって大事な時間やった」。悔しさと引き替えに、7人は確かな力を蓄え憧れの舞台にたどり着いた。濱田崇裕(33)が考案したツアータイトル「-翔べ関西から-」の通り、大空間の隅から隅まで浪速っ子らしいエネルギーで躍動した。

 デビュー曲「ええじゃないか」ではメンバー全員が和太鼓パフォーマンスを披露し、史上最大のお祭り感を演出。「知らんけど」では歌詞の「大阪」を「東京」にアレンジして歌唱した。新曲「星の雨」では、藤井流星(28)の演出により、東京ドームの天井にレーザーで星空を描いた。ロックナンバー「証拠」「サムシング・ニュー」では男臭い魅力も放った。

 飾り気なく真っすぐに心に刺さるWESTソング。7人が織りなす世界観は、楽曲を通じて着実に広がっている。この日、全国高校野球選手権大会で大阪桐蔭高校吹奏楽部が演奏した「ええじゃないか」「SOUL 2 SOUL」が甲子園に鳴り響いた。

 7月にYouTube企画で同校吹奏楽部とスペシャルセッションした7人はライブリハーサルを終えると、大阪桐蔭の熱戦の模様を動画で視聴。中間は「曲が流れて、最初は負けていたけど、逆転勝ちした。僕らもこの東京ドームで勝ちたいなって思います」と、記念すべき東京ドーム初日に高校生たちから底知れぬパワーをもらった。

 一生忘れることのない、この景色。神山智洋(29)は言った。「ここに連れて来てくれてありがとう。でも決してここがゴールではない、これが夢の始まり」。藤井も声を弾ませた。「来年も東京ドームに戻ってくるぞ!でも、次は声を出してバカ騒ぎしような!」。不安な時代の収束を願い、新たな歴史のスタートを誓った。

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