俳優の坂上忍が９日、フジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」に出演。同日夜に投開票が行われる韓国大統領選で尹錫悦候補の勝利を明言した東海大教授・金慶珠氏を称賛した。

　韓国大統領選では、与党「共に民主党」の李在明候補と、野党「国民の力」の尹錫悦候補が直前の世論調査でも１～２％差という大接戦を演じていることを詳報。金氏は、浮動票の多い２０～３０代の動向や、コロナ禍で高齢者層がどこまで投票所に足を運ぶかが勝敗のカギを握ると分析した。俳優・坂上忍が「ズバリ？ズバリどちらですか？」と単刀直入に尋ねると、金氏は「私は…。こういうときはさあ、よくわかりませんとか、フタを開けてみないとか…」と言葉を濁した。

　坂上が「金さんらしくないよ！」と畳みかけると、「きのう辺真一さんも『それは言いたくないって』」と８日に出演した「コリア・レポート」編集長の辺真一氏が、自身への今後の影響を考えて明言しなかったことを明かした。

　すると金氏は覚悟を決めたように、「私は、あきらかに尹さんに勝利の機会があるとみています。（自身に）影響出てもしょうがない。そうしたら、どこからも呼ばれなくなる」と、今後の影響をかえりみず、尹候補の勝利を明言。これには坂上も「さすが金慶珠！」と“男気”を称えた。金氏はさらに「いろんな数字や今の勢い、候補者たちの演説の内容を見ると、今回どのぐらい差が出るか未知数なんですが、大体３％から５％くらいで尹さんが逃げ切る可能性が高い。あるいはそれ以上かも知れない」と分析を加えた。

　ここでカンニング竹山が「僕は何も影響力ないですから、僕の見立て言っていいですか」と、同じく尹候補の勝利を予想。すると、坂上が「僕も実は尹候補が僅差ではなく…」と追随すると、フジテレビの伊藤利尋アナウンサーが「すげえ、後出しじゃないですか」と指摘。竹山は現在のウクライナ情勢が尹候補に有利に働くと推測したが、坂上は「ちなみに僕の根拠言っていい？ないんです。どっちに張るっていったら尹さん。ギャンブラーだから」と開き直っている。