山村紅葉 死去の西村京太郎さんに「沢山の列車に乗せていただいた」

 「十津川警部」シリーズなどトラベルミステリーの第一人者として知られる作家の西村京太郎(にしむら・きょうたろう、本名矢島喜八郎=やじま・きはちろう)さんが3日午後5時5分、肝臓がんのため神奈川県湯河原町の病院で死去した。91歳。

 西村さんと親交が深かった作家・山村美紗さんの娘で、「十津川警部シリーズ」など数多くの作品に出演した女優の山村紅葉(61)は事務所を通じて「エッ!こんなに早く亡くなるなんて!とショックを受けました。無邪気で少年のような感性を持った方でした」と回顧。「先生の原作のサスペンスに数多く出演させていただき、日本国中の沢山の列車に乗せていただきました。『サスペンスの裏女王 山村紅葉』と呼んでいただけるようになったのは西村先生のおかげです。もっとお目にかかってお話伺いたかったのに残念です。天国から沢山の列車が見渡せますように!」と悼んだ。

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