山村紅葉 西村京太郎さん追悼、鉄道好き素顔 自宅で「2分後に、3種類の列車が見られるんだよ」

 作家の西村京太郎さんの訃報を受け、女優の山村紅葉(61)が6日、所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。

 「ミステリーの女王」と呼ばれた推理作家で母親の山村美紗さんをはじめ、西村さんとは家族ぐるみで親交が深く、西村さんが手がけた「十津川警部シリーズ」など数多くの作品へ出演していた。

 山村は、突然の訃報に「エッ!こんなに早く亡くなるなんて!とショックを受けましたが、享年91歳だった事にむしろ驚いてしまう程、無邪気で少年のような感性を持った方でした」と回顧。「湯河原に家を建てられてはじめて伺った時、立派な温泉やお洒落な螺旋階段に見惚れていると、先生が『早くベランダに!3種類の列車が走っているのが見られるんだよ。後2分後に!』とおっしゃって列車の種類などを説明してくださった時の満面の笑みは今でも忘れられません」と思いをはせた。

 続けて、「新幹線の形のペットボトルをお土産に差し上げると『これ新型車両だね。僕が先月乗った型とはドアのここがねー』と眺めていらっしゃいました。毎月のようにお宅に伺っていましたが、新メニューのお料理が出て来ると『山村(美紗)さんは、こういうのすぐトリックにしちゃうんだよね』などいつも母の想い出話をしてくださいました」と述懐。

 「先生の原作のサスペンスに数多く出演させていただき、日本国中の沢山の列車に乗せていただきました。『サスペンスの裏女王 山村紅葉』と呼んでいただけるようになったのは西村先生のおかげです。もっとお目にかかってお話伺いたかったのに残念です。天国から沢山の列車が見渡せますように!ご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

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