紅白歌合戦 東京国際フォーラムで初開催 49年ぶりNHKホール外 13組手探りリハ

 「第72回NHK紅白歌合戦リハーサル」(28日、東京国際フォーラム)

 大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」(総合、後7・30)のリハーサルが28日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで始まり、ジャニーズ出場勢で最年長グループの関ジャニ∞、2023年での解散を発表したBiSHら13組が参加した。毎年会場として使われるNHKホールが改修工事中のため、今年は東京国際フォーラムで初開催。2年ぶりの有観客に加え、不慣れな会場での開催とあり、出場者を含め関係者らは手探りのリハ初日となった。

 紅白は東京国際フォーラムでは初開催。1972年の東京宝塚劇場以来49年ぶりにNHKホール外で行う。同所のホールAをメイン会場に、同局内のスタジオや中継を駆使。白組の宮本浩次(55)は東京湾の上から、特別企画で出場のさだまさし(69)はコンサート会場から中継で出演する。

 今年は2年ぶりの有観客となる。収容人員5012人に対し、半数以下となる2172人を観客として迎える。紅白常連組はいつもと違う舞台をリハーサルで確認。3回目出場のGENERATIONS・佐野玲於(25)は「全然違うなという雰囲気。でも紅白ごと持っていったら、その空間になる」。3回目出場のLiSA(34)は「皆さんが作ってくださった『新しい紅白』をここで体感できることがすごく幸せ」と期待感を込めた。

 毎年多くの報道陣が詰めかける紅白取材だが、昨年はコロナ禍で縮小。しかし、今年はリハーサルを終えたアーティストが、報道陣が控える取材会場に移動して、十分に距離を取って写真撮影とマイクを通じてのコメント取材に応じた。

 初めての場所だけに、NHK側や報道陣も手探りが続いた。取材会場ではホールAで行ったリハーサルの収録映像が流されたが、冒頭では機材トラブルで映像が流れないハプニングも。報道陣が詰める取材会場に、NHK関係者が急きょBGMを流す場面もあった。

 リハーサルは3日間行われ、アーティスト、観客、視聴者が一体となり、新たな年末の大舞台が形作られる。

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