吉村知事「擁護するわけじゃないが」3時間30人会食の松井市長は「反省してる」
大阪府の吉村洋文知事が10日、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に生出演。日本維新の会会長で大阪氏の松井一郎市長が、党所属の議員約30人と、3時間程度の会食を行っていたことについて語った。
賛否ある町の声の映像が流れた後、意見を問われた吉村知事は「松井さんも、時間を超えたところについては反省していると仰ってるので。もうされないだろうと思っています」とコメントした。
大阪府では現在も府民に対し、「同一テーブル4人以内」、「2時間程度以内の会食」などの要請をしている。吉村知事は「内部でも『2時間以内』とするか、『2時間程度以内』にするかの細かい議論がありました。あいまいになったところがあったが、超えたというところで、松井市長も反省しているということなので、もうされないだろうと思います」と繰り返した。
さらに「松井さんを擁護するわけじゃないですが」と前起きし、「春に要請した時には、2時間以内、4人以下、9時までとハッキリ決めました。これだけ感染が落ち着いている中で、ある程度の幅が必要じゃないかと、ここに落ち着いたんですけど」と説明。「ただ、やっぱり解釈の幅はあるが、大きく超えるのは良くないと思っています」と続けた。
その上で、“30人会食”については「趣旨とすれば感染対策。狭い空間でどんちゃん騒ぎはリスクが高いと、専門家の方も言われている」と説明。「数が増えても、テーブルは分けて大人数にならないように、感染対策をとってというのが趣旨。なので数が多くてもきちんと感染対策を取って、大騒ぎをしない形なら大人数でもいいと、僕は思っています」と見解を示した。
また現在、府民に要請している会食ルールの今後についても「僕は解除したいと思っています」と言及。新型コロナウイルスの新たな変異株、オミクロン株が拡大を警戒しつつも「感染自体は抑えられているので、この状態が続けば解除したいと思います。時間も人数も」と見通しを語った。
