大月みやこが国立劇場公演

 純白のドレスで最新曲を披露する大月みやこ
 1965年発売の「ひなげし小唄」を当時着用した着物で披露する大月みやこ
 踊り手と共に幽玄な能の舞を披露する大月みやこ
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 歌手の大月みやこ(75)が14日、東京・国立劇場 大劇場でスペシャルコンサートを行い、約800人を前に全25曲を熱唱した。

 昨年9月に開催予定だったが、コロナ禍で延期され、約1年ぶりの有観客コンサート。1969年開館の国立劇場で、歌謡曲・演歌のジャンルでの公演はまれとあって、大月は「日本文化の殿堂で、愛すべき日本の歌謡曲をお届けできることは、大変光栄なこと、今日までの歌の道、その集大成と感じています」と感動を語った。

 第1景のオープニング曲「女の舞」では琴・鼓・太鼓・篠笛・三味線をフィーチャーし、篝火が映し出されたスクリーンをバックに歌唱。踊り手と共に能の舞を披露するなど、国立劇場ならではの演出で幕を開けた。

 第2景ではデビュー当時、前座として全国を共に回った春日八郎と三橋美智也の代表曲をメドレーで披露。「当時、大スターだったお2人のステージを舞台袖から見せていただいたあの経験が、私にとって財産であり宝物です」と語った。65年発売の「ひなげし小唄」は、当時着用した着物で歌唱した。

 第3景では新曲「夢のつづきを」などを純白のドレス姿で歌唱。第4景は、89年から約20年間行った座長公演の芝居を再現し、「雪国」、「お蔦ものがたり」(婦系図)をひとり芝居で披露した。

 最終第5景は「女の港」からスタートし、第34回日本レコード大賞で大賞を受賞した「白い海峡」など代表曲を一気に披露。バラード「未来への歌」でフィナーレを迎えた。

 この公演の模様は、来年1月にDVDとして発売予定だ。

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